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“破綻した日常”にbyebye

みんなの前で泣いた。

「おまえらは馬鹿にされまいとして生きている。だから、馬鹿にされるんだ」
先生がみんなに言った言葉を受けて、体が固まった。
図星だからだ。
これまでの行動をふりかえると、すべてに馬鹿にされまいという思いが支配していた。
ずっと馬鹿にされまいという思いで行動している。
それは悲しき心の呪縛だ。
生きることへの危機感が一気に上がった。
「あとはみんなで話し合え」
と言い残して先生は去った。
その言葉を受けて、スイッチが入った。
爆弾を落とすか、何もしないか。
真ん中がない僕は、スイッチが入ってしまっては、沈黙したままでいられない。
喋ろうとした瞬間、溜まっていた感情が爆発した。
嗚咽して、何も喋れない。
涙を拭いてなんとか言葉をつなげた。
「何もできないのに、馬鹿にされたくないって思いで動こうとしなかったです。馬鹿にされたくなかったから分からないことなかなか聞けなかったです。これからは、わからないこと、できないことはみんなに聞いて積極的に行動していきます。よろしくお願いします」
動けない理由が分かってしまったから、僕はすべてを告白した。
平日は、会社で終電まで働いて、会社で止まることもしばしば。
休日は2日間を劇団にあて、家に帰ってまた残っている仕事をする。
僕は今の生活を“破綻した日常”と名づけていた。
どうにもならず、なんとかしようともせず開き直っていた。
“破綻した日常”だからと。
今の生活に向き合わなければならない。
だから、今の生活も劇団に話した。
劇団活動で出来ないこともでてくるかもしれない。
みんなの助けを必要とするときが出てくるかもしれない。
だから連絡はきちんとしよう。そのときの状況をきちんと説明しよう。
もう今の“破綻した日常”に自暴自棄になるのはよそう。
泣いて、体の緊張も少しほぐれた。

僕は先生のところに行き、この1か月間ずっと話せなかったことを話した。
この日ようやく決意できたからだ。
先生は賛同してくれた。
言ったことで、肩の重荷がとれた気がした。
「でも、あと1年間成長のスピードが鈍くなりそうで怖いです」
と僕は言った。
「いや、この1年間よりこれからの1年間の方が成長できるだろう」
と先生は言った。
意外な答えだった。
この劇団にいると、驚くことばかりだ。何がゴールなのか見えてこない。
成長を望むかぎり、同じ日常がずっと続くことはない。
歩む道は短い周期で劇的に変わっていく。
人生はドラマチックだ!
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by postmanda | 2007-04-16 00:15