2009年 05月 26日 ( 2 )

雨の中

ダートのコンディションは最悪。
雨が2日連続で振りっぱなし。
地面はぐちゃぐちゃだ。
タイムは思うようにでない。
これから、この日、4発目の走りへと向かう。
僕は、教えてもらった新たなテクニックを整理出来つつあった。
意識するは、ブレーキとアクセル。
ブレーキはだん!だん!だん!と思いきり、アクセルはかかとをつけてから丁寧に踏んでいく。
思い描いていたとおり、これが出来ればタイムは縮まる。
僕は確信していた。

スタート。
直線で思いきり加速。
コーナー手前、ブレーキを踏むラインまできた。
だん!だん!だん!
そこから、足はアクセルへ。
思いきり踏んじゃだめだ、じょじょに、じょじょに。

そして、コーナー真中がきた。
ここで、思いきり、
踏む!

ずごごごごぉぉ!!

滑りながら、外へ車は向かう。

左へ左へコントロール。

次のコーナーでも真ん中で思い切り踏む。

体に圧力がかかる。
その圧力を車とともに僕は切り裂いていく。
前へと突き進んでいく。

踏めている。

僕は確実にアクセルを踏めているぞ。

そして、最終コーナー。
ここでも、思いきり減速してからインへ。
真ん中で思い切り踏んで、あとはゴールまで突き進むんだ。

いった!

手ごたえがあった。

今までの走りとは違う。

踏めた。

踏めていた。

アクセルを踏めていた。
でも、無理をしたわけじゃない。
アクセルを踏み、かつ車をコントロールできていた。


「タイムは!?」
僕は助手席のyoshihikoに聞いた。

タイムを聞いた瞬間、叫んだ。
言葉にならない咆哮。

前回のタイムから3秒もタイムが縮まったのだ。

やった!

タイムが縮まったからうれしいわけじゃない。

轟音が鳴り響くスピード。その領域の中で車をコントロールすることが出来た。
そして、車は自分自身との闘い。
30分前までの自分から僕は大きな進化が出来た。
これらの証明を数字がしてくれたのだ。
自分が思っていた以上の記録となって。
だからうれしかったんだ。



その後、先生の助手席に乗った。
先生の走りの技術を盗む時間。
相変わらず、先生の走りはすごい。
壁にぶつかるんじゃないかというぎりぎりのところまで、コーナーを攻めていく。
ものすごいスピードで。
そんな中、僕は先生の使っているテクニックに1つ気づけた。

さっそく、自分の番で試してみたら、タイムがまた1秒縮まった。
効果は確実に出ていた。
また、うれしかった。

どんどん車と一体になれている。
一体になって、世界を突き抜けようとしている。

興奮しっぱなしだ。
気持ち良い。
最高だ。

この日のベストタイムは29秒88。
初めての走りから5秒も縮められた。

でも、まだまだ走りは荒い。あそこもここもと無駄をたくさん感じている。

今日、学んだブレーキとアクセルの使い方をもっと向上させていけば、その無駄はどんどん削れていける。

そして、もう1つの課題は、コーナーでインを恐れずに攻めること。
思いきりいっていいんだ。
思いきりインにいき、またアウトに。そして、インに、また、アウトに。

僕はこれまで綺麗にコーナーを曲がろうと意識しすぎていた。
大胆にインを突いてから、細かく修正すればいいのだ。

その方が安全なのだ。
なぜなら、アクセルを踏めば踏むほど、曲がり切れずに外に車をぶつけてしまう危険性が増すからだ。
ぼくも前に一度車を曲げきれずに外にフロントをぶつけてしまった。

大切なのはインに攻めていくこと。そして、細かい修正だ。

車を振り回していく。
そのためには、もっともっと車と一体となる必要がある。
恐怖を感じているうちは踏めない。
恐怖に麻痺してしまっても踏めない。
車と一体となった感覚が増したとき、僕はもう少しだけアクセルを踏めるようになる。
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by postmanda | 2009-05-26 21:23

ずずずずず!!

物事を極める。
その途中で必ず壁にぶちあたる。
壁を越えられるか、超えられずに挫折するか・・・。

先週末、ダートで僕は壁にぶちあたった。
29秒台の壁だ。
頭の中でシミュレーションをしてもタイムを縮めることができない。
タイムを縮める工夫もこれといったものがでてこない。
以前と比べたらだいぶ、車の運転が上手になっているけれども、ここにきて頭打ちか・・・。

そんな中、昨日、僕は車の運転レッスンを受けた。

まずは先生の車に同乗して、走りながらポイントを教えてもらう。

コーナー真ん中でアクセルを思い切り踏む。

先生のアドバイスはそれだけだった。
僕は拍子抜けした。

そんな単純なの・・・。

もっともっと高度な技術に挑戦するのかと思っていた。

いや、難しいことはしたくないんだけども、29秒の壁を越えるにはそれくらいのことしないといけないのかなって。

といった思いも頭の中で浮かんではいたが、困惑するほどの余裕もなく、教えられたことをやらなきゃという思いで一発目に挑む。。


タイムは縮まるのか。


1発目。
砂煙がひどいこともあって、かなり抑えめに。
タイムは36秒台。

初めてだから、こんなもんだろう。

2発目。
コーナー前で減速して、コーナー真ん中にきたら一気に踏む。
30・79。

あまり無理をしなかったのにいつものタイムだ。
がんばらなくても同じタイム。

これってひょっとして・・・・

3発目。
30・12。

5発目。
29・14。

あっという間にベストタイムを更新してしまった。


これってすごいじゃないの。

無理してないのに、タイムが伸びちゃうんだもの。

オーケー、何度でもやってやるさ。

走りはまだまだ続いていく。
何度もやっていくうちに分かってきたことがあった。

コーナー手前での減速をもっと早めに終えた方がいいこと。
進入時にアクセルを踏みすぎず、できるだけ抑えること。
真ん中にきたら、アクセルを一気に踏むこと。

この3点を守れば、スピードは伸びる。
僕は気づき始めている。
メインはコーナー真ん中。コーナー手前からの行動は、この瞬間のために準備を整えるようなもの。
だから、減速を早めに終わらせて、体勢を整える必要がある。アクセルを思い切り踏んでも車をコントロールできるくらいの体勢を。

すべては、コーナー真ん中でアクセルを踏むために。アクセルを思い切り踏むために。爆発するために。マグマとなるために!

12発目。
3つ目のコーナーで思い切りアクセル!
ずごごごご!
行く、行、行く!

ずずずずず!!
車が滑った!
ケツが右に。
あわてて、左に戻す。今度は戻しすぎ!

車が滑っていた。
ドリフトしていた。

驚いた。
びっくりした。


でも、まだコントロールできる範疇だ。
コーナーを出たあたりで滑ったからだ。

このドリフトは範疇内。
それなら、大歓迎だ。

タイムを見ると
28・32。
ついに28秒台前半へ。

でも、まだまだいけるはず。

そして、13発目に28秒20がでた。
おおっ。
ついに、ついに、昨日までの自己記録を1秒以上上回った。


それ以降は28秒後半に終わった。
原因はわかっていた。
ギアチェンジがスムーズにいくようになったことで、以前よりも早めに減速を終えられるようになったからだ。
そうなると、コーナーまで距離ができる。
その間に耐えられず、アクセルを踏みすぎてしまい、コーナー真ん中時でアクセル爆発ができてないからだ。

ギアチェンジを早く終える分には問題ない。今のタイミングがいいのだと思う。
そこからである。
まずはアクセルの踏みを抑えて、むしろ体勢を整えることに集中する。ギアチェンジの動きも体勢を整える動きにつながらせるようにする。
コーナー爆発。
すべてはその瞬間のために。
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by postmanda | 2009-05-26 20:45