2009年 01月 31日 ( 2 )

普遍的なテーマ

人と人とが分かりあえる。
期待していなかったり、あきらめたり、つまり、そのことから目を背けていたら、悲しみもそれほどではない。いや、悲しいんだろうけど、本人が気づいていないだけだ。

このままでいいのかなといえばいいわけではないのだろうけど、ただ、悲しいことに目を向けるのは、とてもエネルギーがいることだ。

でも、夏目漱石の作品や『エヴァンゲリオン』は、それを描こうとして、小説やアニメ業界の金字塔ともいうべき存在となった。

普遍的なテーマなのだと思う。

なぜ、悲しいのか、むなしいのか、苦しいのか。
きちんと目を向けて、作品に反映させていくことに決めた
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by postmanda | 2009-01-31 09:58

夏目漱石

最近、文学史の勉強を始めている。

近代文学から取り組んでみたのだけど、その参考書では、夏目漱石を絶賛していた。
僕も説明を読んでいくうちに、夏目漱石の小説をもう一度読みたくなってきた。
僕の目を引いたのは、夏目漱石が「人と人とは分かり合えない」ことを作品の中で描いていたことだ。
その象徴的な作品が『こころ』。

高校時代に『こころ』を読んだことはあるけれども、その時は面白いと感じただけで、「人と人とは分かり合えないこと」がテーマとして描かれていることに気付かなかった。

その後、僕はこのテーマを描こうとしたアニメを知った。
『エヴァンゲリオン』だ。
「人と人とは分かり合えないものだ」とシンジに語る父・碇ゲンドウ。
そうした考えを持つゲンドウは、人類の心の隙間を埋めるべく人類補完計画を進めていた。

エヴァンゲリオンだと、アニメだからと割り切れる部分があるけれど、小説の先駆者ともいうべき夏目漱石までが描こうとしていたと知ると、もう無視はできない。

自我やエゴを徹底して見つめたという夏目漱石。偉大なる小説家を見習って、僕も自分の心をもっと見つめていかないとと思った。
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by postmanda | 2009-01-31 01:11