2008年 09月 09日 ( 1 )

戻る

何日か家を空けた。

その間、友達の部屋に居候し、いろんな欲求に誘惑された。

今の生活を捨てたら、

小説を書ける時間をたくさん作れる。

絵を描ける時間をたくさん作れる。

一人の時間を毎日作れる。

友達とも好きなときに会える。



したいなぁ・・・。


就職する以前の生活に戻るわけだ。


居候して、友達の生活を羨ましく思った。

昼間は仕事をして、夜と休日は家でごろごろとしている。

自分の時間があるのだ。


友達は、「活動を続けない方がいいんじゃないか」と言う。

他の人に今の僕の状況を話したら、みんなそう言うだろう。

理解してもらえない状況に僕はこれまでいた。

「なんでいるの?」

「出来ないことが出来るようになったらうれしいじゃん。ただそれだけなんだよね」
と僕は言った。

「人の力を借りずに男なら自分一人の力でチャレンジしなよ」

その言葉に僕は小さな言葉で答える。

「今の自分じゃ一人で進められないから・・・」

未熟だとわかっている。
そして、また1人になったとき、成長が止まることも分かっている。

それでも、もう潮時かなと感じていた。

限界を感じていた。

いろんな面で。


久しく小説を書いてないなぁ・・

絵を描いていないなぁ・・・


嫌っていうくらい書きたいな・・・
それが趣味の範疇の活動だとしても。


はたから見ればちっぽけだけど、僕にとっては豪勢な欲が心の中を漂う。

僕はこの日、たくさんの絵を描いた。
溜まっていた欲求を吐き出そうとした。



この日の夜、先生に電話をした。
いくつかの言葉のやり取りをし、
「明日、一度戻ります」
と伝えた。
先生の声は穏やかった。

その後、友達が仕事から帰ってきた。

僕は友達に告げた。

「明日戻るよ。たぶん、また続けることになると思う」

今日、僕は自分の部屋に帰ってきた。

先生に会って、話し合いをしまた活動を続けると伝えた。


多くの人から見れば、馬鹿な選択をしたものだと思われる。

そう、僕は馬鹿だ。
なんで、活動を続けるかって?

「人についていって作家になれなかったらどうするんだ?」

僕は友達の言葉にこう答えた。

作家になることが僕のゴールじゃない。作家になれなかったとしても後悔はしない。
ただ、僕は文章を書くことが好きなんだ。
だから、良い文章を書くことを追い求めたい。

そう言い、言葉の続きは心の中でつぶやいた。

大勢の人が感動するような文章を描けたらどんなに気持ちいいか。
仮に多くの人に読まれなかったとしても、描きたいんだ。
そのためにはどうすればいいのか、僕の本能は知ってるんだよ。


それとね、気付いてしまったんだ。

一人きりでいるのは何事も起きなくて、平穏で好きだ。
一人でいて黙々と文章や絵を描きたいなぁって。

ずっとそう思っていたんだ。

でもね、やっぱりさみしいんだよ。
1人の生活は。
誰とも深く関わらない生活はね。

ここはいろいろな人と関わって自分のペースで生きるのは大変だけど、一人でいたいなぁって思うことよくあるけど、でも心の底ではね、やっぱり人と交わりたいと思ってるんだよ。

その方が楽しいんだって、当たり前のことをちょっとだけ分かれるようになった。


この3日間、君とお互いの人生について話し合ったけど、今回が初めてだね。
それまでは、趣味の話ばかりだった。
僕はガキだったし、自分のことを話すのを極端に嫌った。
それが少しずつ自分のことを話せるようになってきた。

空想の世界だけで生きてきたけど、少しずつ現実を体感して生きれるようになってきている。
良い小説を描けるのには必要不可欠なことだし、ここはそこを学べる場所だ。

はたから見ればピントのずれたことばかりしてるんだろうけど、僕はここにいるのが最高の文章を描ける最良の場所だと思う。
だからまた戻ることにしたんだ。
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by postmanda | 2008-09-09 22:36