2008年 08月 10日 ( 1 )

山道

まさかここまでとは思っていなかった。

山道を車で思い切り走る。
助手席に乗っていて、声を出さずにはいられない。

前から圧迫されて、左右に激しくふられる。

車の助手席でジェットコースター以上に揺さぶられている。

その揺さぶりは人の運転によって生み出されたものだ。

運転している先生は、常にハンドルを小刻みに動かし、曲がり角ではアクセルを踏み、ときにギアを変える。すべてが瞬時の判断だ。

なんでそんな操作が出来るのだろうと思った。
一瞬の判断ミスが命取りになりそうなのに。

乗り終えた僕は、車の運転技術の上の世界を見せつけられた。

なんで出来るの・・・

そればかり思った。

すげえ・・・

先生は自分よりもラリーの運転が上手いやつはたくさんいると言ってるけど、でも先生の運転する世界は、プロ級の領域に感じた。


助手席では、遊園地でもなかなか味わえないスリルと興奮を感じた。
その反面、自分がこうした走りを出来るようになるのかという戸惑いもあった。
状況判断が苦手で街中も運転できないのに。
いつかできるようになるのか?

峠から降りる途中、先生は言った。

この車の走りで味わえる世界を音楽でも表現したい。

ああ・・・・

体中からアドレナリンがほとばしってくるような、
思わず興奮を声に出さずにはいられない世界。

自分の中にある世界を変えたいと、僕は思った。

溜まっているものを爆発させたい。

溜まっているものが爆発するような世界を、車で味わいたい、小説で表現したいと思った。
まだその思いは大きくはないけど、大きくしていきたい。
[PR]
by postmanda | 2008-08-10 10:34