太宰作品

太宰治を読み終えた後、最近の小説を読んだ。
内容は、後ろ向きな女性が主役の物語。
その点では太宰作品と似ている。
僕はそういう作品を求めているのだ。

面白かったので、あっというまに読み終えた。
だからといって、この小説を好きになったかというと、それはまた別。

太宰治作品は好きになれたけど、この作品には特段愛着がわかなかった。

読んで面白かった。

ただ、それだけだ。

太宰治作品とのこの差はどこにあるのだろう。

好きになれたのは、その作品に感情移入できたから、共感できたから、なのだと考えている。

最近の小説に共感出来なかったのは、主人公が暗いだけだったから。何に対してもやる気がなく、一歩下がったスタンスで人生を見ているかのような感覚を覚えた。そこに僕は気取りを感じてしまった。
でも、太宰治の作品は、告白というスタイルで、自分の弱さ、馬鹿らしさをさらけ出そうとしている。
弱さ、馬鹿さは誰もが持っているものにちがいない。
だから、僕は太宰治作品に共感したし、太宰治は多くの人たちから愛されている。
隠してはだめなのだ。自分から伝えなければならないのだ。

弱さ、馬鹿さは、共感を呼ぶ。
僕も自分の弱さ、馬鹿さかげんを見つめていかなければ。
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by postmanda | 2009-02-08 01:33


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