勝つことよりも気持ちいいもの

将棋で先生と対局中、オレはにたりと笑っていた。

先生は次の一手をどう打つか、将棋盤を睨みながら考えている。
オレは先生の攻めに防戦一方だった。受けてばかりで攻めに出られない。対局の流れは先生にあったのだ。勝機は遠いところにあった。

でも、楽しくて楽しくてたまらなかった。
先生の大胆な手にオレは対処しているのだ。
陣地に入ろうと打ち込む先生。そうはさせまいと対応するオレ。
陣地への侵入をめぐっての攻防にオレの心は躍動していた。
それは今までにない感情だった。
その対局、攻防の末に侵入を許したオレは負けてしまった。
でも、勝ったという結果よりも楽しいことがあることを体感した。
それは相手との駆け引きだ。
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by postmanda | 2007-12-16 23:34


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