温かい1日―オフコース―

午後1時。
会社に着くと、思いのほかみんなの対応が優しかった。
体調不良で病院に行っていたというのが、午後出の理由。
でも、本当は先生と会っていたから。
仮病なのだ。

編集長が真っ先に容態を聞いてきた。
オレはまだ風邪の引き始めですと答えた。
今日もやらなくちゃいけないことがたくさんあるけど、どうやって時間に間に合わせようか。
出社するまでそのことばかり頭にあったけど、そんな悩みは杞憂に終わった。
先輩が代わりにやってくれていたのだ。
体調だいじょうぶかと先輩も同じように心配してくれた。

先輩のフォローのおかげで、今日の仕事をなんとかこなせそうだ。
しかし、1つ時間内にやるには無理な仕事があった。
原稿をチェックしてもらう同僚に遅れますと頭を下げた。
すると、その同僚は、今日は早く帰ったほうがいいよ、体調悪いんだからと、遅れることを攻めるどころか、気遣ってくれた。

今日、仕事が破綻する。
そんな心配もして出社した1日。

でも、今日、入社して一番人に優しくしてもらえた日になった。
先輩は、最近頑張ってるからほかの人にも伝わったんだろと言ってくれた。

温かい1日だった。
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by postmanda | 2007-10-19 03:04


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