その人は・・・・・・

その人は、仕事が出来るから海外に赴任したのだと思う。
テレビに毎日出てた人で、オレはどきどきしながら、午前に電話をかけた。
たどたどしいながらも用件を伝える。
その人は、高飛車でも、変に愛想が良いわけでもなく落ち着いた声で何度も「は
い」と頷いてくれた。とても良い声だった。喋りのプロフェッショナルだけあっ
た。一通り用件を伝えると、間髪おかずに依頼を承諾してくれた。
やったと思った。
その人は最後に「こちらの時間に合わせて電話していただいたんですね。ありがとうござ
います」と言った。
それで電話が終わった。
時計は午前7時。でも、その人の現地では夕方だ。
しばらくぼうっとしていた。

うれしくてうれしくてたまらなかったのだ。
朝の七時に電話をかけた。
相手を捕まえて依頼の承諾を得なければいけなかった。
ただそれだけの理由で、朝早くに起きて電話をかけたのだ。
必死こいてやっただけだ。
でも、その人は、そこに気づいて気づかいをしてくれた。
だからうれしかった。

芸能界は、礼儀正しさが求められて、礼儀正しい人間こそが生き残っていく。

先生の言葉を身にしみて実感した。
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by postmanda | 2007-09-09 04:26


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